夏と冬で服装はどう変えればいい?
サバイバルゲームは屋外のフィールドで行われることが多く、季節による気温や環境の変化をダイレクトに受ける遊びである。春や秋といった過ごしやすい季節であれば、好きな装備で快適に遊べるが、過酷な夏や冬となるとそうはいかない。単に迷彩服の柄を季節に合わせれば良いというわけではなく、気温対策を怠れば体調を崩したり、パフォーマンスが著しく低下したりすることになる。ここでは、夏と冬それぞれの季節における服装の選び方や注意点について解説する。
夏のサバゲーは熱中症対策が最優先
夏のフィールドは想像以上に過酷だ。直射日光が照りつける中で厚手の迷彩服を着込み、重い装備を背負って走り回るのだから、熱中症のリスクは常に隣り合わせにある。そのため、夏の服装選びは涼しさと安全性のバランスが重要になる。
まず避けたいのが、重厚なボディアーマーやプレートキャリアだ。これらは見た目は格好良いが、熱を体に閉じ込めてしまうため、夏場は自殺行為に等しい。代わりに、チェストリグやベルトキットといった、背中が空いていて通気性の良い軽装備を選択するのが賢明だ。どうしてもアーマーを着たい場合は、中に保冷剤を入れるなどの工夫が必要になるだろう。
また、暑いからといって半袖短パンで参加するのはおすすめできない。肌を露出している部分にBB弾が当たれば激痛が走るし、草木が生い茂るフィールドでは虫刺されや切り傷の原因にもなるからだ。夏場は吸汗速乾性に優れたスポーツ用のインナーウェアを着用し、その上から通気性の良い薄手の長袖やメッシュ素材のウェアを羽織るのが正解だ。最近では接触冷感素材のアームカバーなども販売されているため、これらを活用して肌の露出を抑えつつ涼しさを確保しよう。
冬のサバゲーは体温調節が鍵
一方で冬のサバゲーは、寒さとの戦いになる。しかし、ただ厚着をすれば良いというものではないのが難しいところだ。ゲームが始まって走り回れば体温は急上昇し、すぐに汗だくになってしまう。そしてゲームが終わって待機所に戻れば、かいた汗が冷えて急激に体温を奪っていく。この寒暖差に対応できる服装が求められる。
基本となるのは、アウトドアアクティビティと同様にレイヤリング(重ね着)の考え方だ。ベースレイヤーには汗冷えを防ぐ機能性インナーを選び、ミドルレイヤーにはフリースや薄手のダウン、そしてアウターには風を防ぐソフトシェルジャケットなどを組み合わせる。重要なのは、暑くなったらすぐに脱いで調整できるようにしておくことだ。また、首元や手首、足首といった3つの首を温めるネックウォーマーや手袋は、防寒効果が高いだけでなく、被弾した際の痛みも軽減してくれるため必須アイテムと言える。
待機時間中の防寒対策も忘れてはならない。ゲーム中は動いているので温かいが、セーフティエリアで休憩している間は体が冷え切ってしまう。ベンチコートのような大きめの上着を用意しておき、休憩中だけ羽織るようにすると快適に過ごせるだろう。
季節によるエアガンの変化と対応
服装だけでなく、使用するエアガンの特性も季節によって変化することを覚えておきたい。特に影響を受けるのがガスガンだ。ガスガンは液化ガスが気化する際の圧力を利用してBB弾を発射するが、冬場の低温下ではガスが十分に気化せず、威力が極端に落ちたり動作しなくなったりする。夏場は快調に動いていた愛銃が、冬になると全く使い物にならないというのはよくある話だ。
そのため、冬場は気温の影響を受けにくい電動ガンをメインウェポンに据えるのが無難だ。どうしてもガスハンドガンを使いたい場合は、マガジンを人肌程度に温めておく必要があるが、過度な加熱は破裂事故につながるため厳禁である。逆に夏場はガスガンが最も元気に動く季節だ。強烈なブローバックを楽しめる絶好の機会なので、ここぞとばかりにガスガンを活用すると良いだろう。ただし、高温になった車内にガス缶やガスが入ったマガジンを放置すると爆発する危険があるため、管理には細心の注意を払わなければならない。
足元の環境変化にも注意
見落としがちなのが靴選びだ。夏場は草木が元気に伸びているため、足元が見えにくく、木の根や石に躓きやすくなる。また、梅雨時期や夕立の後は地面がぬかるんでいることも多い。冬場は霜柱が溶けて地面がぐちゃぐちゃになっていたり、落ち葉の下に窪みが隠れていたりと、転倒のリスクが高まる。
スニーカーで参加できるフィールドもあるが、足首を保護し、グリップ力の高いトレッキングシューズやサバゲー用ブーツを履くことは、季節を問わず怪我防止の観点から非常に重要だ。特に冬場は厚手の靴下を履くことになるため、サイズ感に余裕のあるブーツを一足持っておくと重宝する。
サバゲーは自然の中で遊ぶ以上、天候や気温の影響からは逃れられない。しかし、適切な服装と装備を選べば、炎天下でも極寒の中でも十分に楽しむことができる。季節に合わせた準備を整え、一年を通してフィールドを駆け回ってほしい。
