エアガンの撃ち方・構え方について
エアガンにも、正しいと言われる撃ち方があります。
正しい構え方や撃ち方でないと、的に当たらないばかりか、他人に危害を加えてしまう恐れもあるからです。
実際、エアガンの構え方や撃ち方は、自己流が多いのが現実です。
ハンドガンの構え方
射撃姿勢については、大きく二つあります。
1.アイソセレススタンス(アイソセリーズスタンス)
アイソセレススタンスでは、体と銃を正面に構えます。
両手に均等な力をかけられるため、射撃の反動でも射撃姿勢が崩れにくいです。
昨今では、軍隊でもこの撃ち方を採用しているところが増えているようです。
安定した射撃姿勢では、無駄な力みが無くなり、左右の反転姿勢での射撃にも対応できるメリットがあります。
2.ウィーバースタンス
効き手側の足を一歩引いて構えるのが、ウィーバースタンスです。
右利きであれば右足を引き、ホルスターから銃を引き抜いて射撃姿勢に入ることが、スムーズに行えることがメリットです。
ジャケットやジャンパー下から抜くことができ、右手で服を払ってホルスターに手をかけることができる姿勢です。
リグやベルト等の装備のない服装の場合、この斜めの姿勢は対面する部分を少なく出来るメリットもあります。
グリップの握り方
グリップの握り方で重要なのが、グリップの上のほうを握る「ハイグリップ」です。
まず、トリガーを引くほうの手を銃に添え、親指と人指し指の指間部にグリップの後部を当てがいます。
銃身線もしくはサイトラインと腕の線が、一直線になるのが理想的な握り方です。
手が小さくトリガーに指が届かない場合は、トリガーに指が届くようにズラしても構いません。グリップしている手と反対の手は、グリップしている手の指を包み込むように握ります。
グリップ側面に隙間ができないよう、手のひらをしっかりと添えます。
グリップに添えるほうの親指を水平に伸ばし、グリップを握っている手の親指を乗せます。
銃を支える指すべてに隙間ができないよう、添える手もできるだけ上のほうを握るのがポイントです。
また、両手全体でグリップを下方向に絞り込むような感覚で握るとブレが抑えられます。
ハイグリップすることで、銃をしっかり握ることができるので、反動が抑えられて銃が暴れずコントールしやすくなります。
グリップの下のほうを握った場合、手とグリップの間に隙間ができやすく、しっかりと握ることができないため銃が暴れてコントールが難しくなります。
反動を抑えることができないので、注意が必要です。
ブラインドショットはNG
「ブラインドショット」は、禁止されているフィールドが多いです。
• 遮蔽物から銃だけを出して撃つ
• 壁のスキマから銃口だけを出して撃つ
など、撃つ人が目標を見ずに撃つ行為が、ブラインドショット(手撃ち)です。
ブラインドショットをすると、弾がどこに行くかわからないため、一般的に禁止されてます。
至近距離で撃ったり、味方に当たるなどのトラブルにもなり兼ねません。
フィールドによっては、遮蔽物の隙間から撃つことを許可しているところもあります。
ただし、隙間から目視することは必要です。