構えが大切な理由
野球やゴルフなどのスポーツでは、フォームが重要視されています。
サバゲーでも同じように、銃を撃つときのフォーム、構え方が大切です。
フォームを整えることで、安定した弾道を得ることができ、ヒット率アップに繋がります。
立ったまま撃つことが多い人は、屈んだ姿勢でライフルを撃ってみてください。
それだけでも、相手は見つけにくくなり、フィールドの滞在時間も伸びます。
さまざまな構え方や撃ち方を習得することで、プレイの幅が広がります。
基本姿勢
頭からつま先まで、順を追って基本的の姿勢を説明していきます。
1.背筋は伸ばさない
大概のスポーツでは、背筋を伸ばし、胸を張った姿勢が推奨されます。
しかし、ライフル姿勢の場合は「頬付け」ができないため、背筋が伸びているよりも、やや猫背気味の方が安定します。
背中を丸めると、体重のかかる方向が前方になります。
このように、やや前傾姿勢をとる方が衝撃に対応するため正しい構え方となります。
2.肩付け
肩付けとは、ストックを肩の付け根部分に当てることです。
これにより、ライフルを構えた時の安定性が向上するので、弾の軌道がブレにくくなります。
3.頬付け
頬付けとは、ライフルのストック部分に頬をつけ、狙いを定める体勢です。
正しく頬付けができていると、狙いが正確になり安定した弾の軌道を得ることができます。
頬は、無理のない力加減でストック部分に押し付けます。
4.肘を落として、脇を締める
脇が開いていると反動や衝撃を腕が受けやすく、銃が安定しません。
銃の衝撃を抑えるためには、肘を落とし、脇はしっかりと締め必要があります。
5.手首の力を抜く
手首が力んでいると、肘や肩にも余計な力が入りやすくなります。
ハンドガードは、優しく手を添えるだけという意識で持ちます。
とくにゲーム中は、緊張して力みやすいため、握りすぎないように気を付けます。
6.腰を落とす
腰を落とすことで重心が下がり、反動や衝撃にも姿勢が崩れにくくなります。
ほんの少し、落とすくらいの気持ちで大丈夫です。
7.膝を曲げる
腰を落とすことで、自然に膝も曲がるはずです。
膝を曲げることで、衝撃に耐えやすくなります。
8.両足は肩幅より少し広め
肩幅よりも少し、両足を開くことで姿勢が安定します。
つま先の向きは、八の字になるのが正しい姿勢です。
体勢を取るのが辛いときは、少し前後に出すことで楽に姿勢が取れます。
手の位置
グリップを握っている手と反対の手は、どこに置くのか分からない人が多いようです。
こちらに関しては、銃を取り回しやすい自分の位置で大丈夫です。
その時、強く握りしめたり、手首に力を入れ過ぎないよう注意しましょう。
構え方の種類
スタンダードな構えで、実践できる撃ち方が2つあります。
「立ち撃ち」は、最も一般的な撃ち方です。
立ち撃ちの基本を抑えれば、ライフルを構えが様になります。
「膝撃ち」は、膝をついた撃ち方です。
膝撃ちには、片膝だけつくパターンと両膝をつくパターンがあります。
片膝つき姿勢でつく膝は、右膝・左膝のどちらでも構いません。
地面に片膝をつくことで重心が下がり、安定した射撃姿勢が取れます。
また、 姿勢が低くなることで相手から見つかりにくくなります。
その場から離れる時などに咄嗟の行動が取りやすい構えですので、是非、マスターしておきましょう。
両膝つき姿勢には、腰を高くした状態と踵の上に尻をのせて腰を低くした状態があります。
相手の位置を確かめながら、上体の位置を使い分けることができます。
両膝は、肩幅よりやや広めの間隔を取ることで、体幹が安定して射撃が行えます。