コラム

BB弾の特性について知ろう

サバゲーで使用されるBB弾について

サバゲーでは、BB弾が使用されている。
簡単に言えば、サバゲーとはエアガンでBB弾を打ち合うゲームなのだ。

名前だけは有名だが、どんな弾なのかと聞かれてすぐに答えられる人は少ないかもしれない。
このBBとは「Ball Bullet」の略称、簡単に言えば「ボール(球形)の銃弾」という意味だ。
つまり本物の銃の銃弾とは違い、円形(球形)をしているのが最大の特徴だ。
現在日本で主流になっているBB弾は6mmサイズとなっており、基本的にサバゲーで使用されるエアガンもこの6mmのBB弾を発射できるよう作られている。

BB弾が広く一般社会で知られるようになったのは1980年代、6mm規格のBB弾を使用する子供向けのエアガンが多数市場に出回るようになり、一時期社会問題になったほどポピュラーなものになった。
その後サバゲーが普及していくにともない、この分野でもメインの銃弾として使用されるようになっている。

なお、BB弾と言えばプラスチックで作られた銃弾であったが、現在では環境への影響を配慮した「バイオBB弾」というタイプが主流になっている。
このバイオBB弾は発射された後に分解されて自然に還る作りになっているのでサバゲーのフィールドでも心おきなく使うことができるのだ。
それに対して、従来のプラスチックタイプは分解することなくそのまま残り続けてしまう。
だから今の時代サバゲーを行う場合には、バイオBB弾タイプを使用するのが「スタンダード」ということになるのだろう。
ただし「自然に還る」性質を持っているため、高温多湿や直射日光が当たるところに保管しておくと変形してしまう恐れがあるので保管には注意が必要だ。

BB弾の特性について

BB弾のサイズは6mm規格がスタンダードだが、重さについてはいくつかの種類がある。
じつはこの重さが、BB弾の特性に大きな影響を及ぼすのだ。
現在もっとも広く用いられているのが0.2gタイプである。
大量生産されているので安価で入手しやすい、発射時の初速が速く近距離戦に向いているといったメリットを持っているが、軽いため空気の抵抗を受けやすく、遠距離の標的に使用すると弾道が安定しないなどのデメリットもある。

屋外でのサバゲーを愛好している人たちの間で人気が高いのが、0.25gタイプのBB弾だ。
重量がある分、空気抵抗を受けにくく、風がある屋外でも安定した弾道で標的を狙うことができるのだ。
遠距離の標的を狙うことが多い、広いフィールドでのプレイにも向いている。
ただし、0.2タイプに比べて少々価格がお高くなってしまうのが難点だ。

ほかにも0.23gやもっとも思い0.28gなどのタイプもあり、それぞれ特徴やメリット・デメリットがある。
わずかな重量の違いが特性に大きな影響を及ぼすBB弾とは、なかなかに奥が深い世界であり、サバゲーそのものの奥の深さを垣間見させてくれるアイテムとも言えるだろう。

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